海の見えるワイナリーを拠点に、南三陸で生まれたワインが志津川湾の豊かな海産物や山の恵みとつながり、
食とワインを通して人と人とがつながり南三陸とつながることを目指しています。
南三陸町は、その77%を森林が占めていて、山の自然の恵みである八つの河川すべてが志津川湾に注ぐことから、林業に係る人々を中心に、森林をきちんと管理しないと結果的に海も駄目になる、という思いを強く持ち、2015年には南三陸森林管理協議会が国際的な森林管理認証であるFSC®︎国際認証を取得しました。生態系の保護や労働環境なども含めた持続可能な林業かどうかが判断基準となる認証です。 薄ピンク色の美しい色みと強さを兼ね備えた南三陸杉は、住宅の床・天井・柱などの建材のほか、家具やインテリアの素材として幅広い目的で活用されています。 また、南三陸産の木材を使った木質ペレットの開発にも取り組んでおり、燃焼効率が高く、薪やチップより扱いやすくエコであると注目を集めている木質ペレットを燃料にしたペレットストーブの普及もはじまっています。ワイナリーのShop & Kitchenでは、冬の時期、このペレットストーブの軽射熱による遠赤外線効果と炎による癒し効果で心も体もあったまっていただくことができます。
ホームページを見る2016年、宮城県南三陸町戸倉のカキの養殖が、日本初のASC(水産養殖管理協議会)認証を取得しました。ASC認証とは、地域の海の自然環境や、社会に配慮した養殖業に与えられる、国際的なエコラベルの認証。震災後、持続可能な養殖を目指そうと、いかだを震災前の3分の1以下に減らし、余裕のある漁場をつくることで環境を改善。一粒一粒のカキに栄養が十分に行き渡るようになりました。 そんな海で育った「あまころ牡蠣」は、産卵を経験していない未産卵のカキで、養殖期間一年未満で出荷されます。小ぶりですがエグ味や渋みなどの雑味が少なく甘みが強いことが特徴です。ワイナリーでは、旬の初夏に「あまころ牡蠣」を店内でお召し上がりいただくことができる他、牡蠣のシーズンにはワインに合う牡蠣の料理も提供しています。また、牡蠣漁師とともに海中熟成ワインの取り組みも進めています。
ホームページを見る育てること、食べること、活かすこと。南三陸で『共生』を体験できる牧場さとうみファームでは、オリジナルブランド「わかめ羊」を育てています。南三陸産高級わかめの未利用部分を飼料として食べさせることで、羊特有の癖も少なく、ジューシーで旨みたっぷりのお肉で、ワイナリーでもワイン会やランチでも定期的にお出ししています。また、この栄養を豊富に含んだ海洋資源を使った飼料は、牛や羊などの飼料として製造・販売も開始されています。 さとうみファームでは、手作り感いっぱいの場内で、BBQや、カヤック、羊毛ワーク、羊とのふれあい等もお楽しみいただけます。
ホームページを見る南三陸YES工房は、自然の恵みを素材にし、「創る」「学ぶ」「繋ぐ」の新たな循環を創造しています。最先端のデジタルファブリケーションと、職人による手作業の技術を兼ね揃えることで、木素材の美しさ、製品造形の美しさと共に、お客様1人1人に適した使いやすさ・手軽さを考え、 製品をフルオーダー/セミオーダーで制作しています。ワイナリーのShop & Kitchenで使用している南三陸杉のテーブルやワイン棚もYES工房で制作され、ワイナリーに木のぬくもりによる温かさをつくり出しています。
ホームページを見る2013年に、生産販売と漁船を使った観光事業を立ち上げ、震災で奇跡的に残った船「金比羅丸」を活用し、南三陸のブルーツーリズム促進に取り組んでいます。 何も持たずに釣りが出来る、初心者向けの釣り船「手ぶらでフィッシング」や、船に乗って漁を体験でき、採れたて海産物を船上で味わえる「漁業体験」、世界三大漁場の1つ三陸沖からの栄養と、南三陸を囲む豊かな山からの栄養で美味しく育った活ホタテや外洋ワカメなど極上の海産物の直送販売等を行っています。
ホームページを見る使われなくなってしまったものへ ちょこっと手を加えて 未来へ繋がるモノ・コトづくり」をコンセプトに活動をしている「でんでんむしカンパニー」。
町内の休耕地で、町内の生ごみから作られる液肥を使って藍を栽培し、地元の素材や作り手さんとともに製品づくりを行っています。工房のある払川集落は、南三陸ワイナリーの畑のある田束山からもほど近い、原風景の残る美しい里山集落で、工房は築120年を越える古民家を改装して使っています。藍染体験の他、宿泊やコワーキングの受け入れも行っています。